暖房ボイラー機器・配管等について、先日御客様からの問合せがありました。

今回はその回答について備忘録として記載しておきますね。

①機器に接続している配管が錆びているが、漏水が有るのではないか?

という事ですが、これは汚れが付着している事から銅管に発生している「緑青(ろくしょう)」と言われている表面的なサビで配管内部には何ら支障はありません。

ちなみにこの汚れの付着は、銅管同士をロウ付けで溶着接続する際に「フラックス」と呼ばれている“溶着促進剤”を使用するのですが、その接続作業後にそれを綺麗に拭き取っておかないと「緑青」が発生し易いと言われています。

尚、「緑青」防止の為に保温材を巻いたり、シルバー塗装を施したりするのですが、その基準に明確な規則等無く、最終的にはその業者の判断胸一つといったところになるかと思います。

②透明チューブ内にある黄色い液体は何か?

納まりはこのままで良いのか?

これは安全弁、もしくは自動空気抜弁(オートベント)から出てきた僅かな液体で、こちらについても直ぐに機器への支障を来たす様な症状ではありません。

時折ほんの僅かに発生する液体ですが、もし気になるようでしたらそのまま排水として処分されて問題ありません。

ちなみに温水式暖房ボイラー機器とそれを接続しているセントラルパネルには常に不凍液が巡回しているわけですが、その不凍液には防錆剤等が含まれており、ペーハー(PH)値の濃度でその劣化状況が分かります。

一般的な濃度の数値は「PH7.0~11.0程度」とし、防錆性能維持のためには2~3年程度に一度交換される事を御勧めしております。

・・・という事を私は改めて信頼のおける職人さんから伺いました。

いろいろと勉強になりますね。

まだまだ知らない事はいっぱい有りそうです。

さてと、今日は朝から事務処理+見積り作業となりそうです。

今日も一日頑張って行くぞ!!

Have a nice day!!

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