職人が一人で1日働いた分を業界では「1人工(にんく)」と言います。
例えば大工さんが3日間掛かって改修工事を行えば、「3人工」となり、1日の賃金×3倍となるわけです。
只、一方で仕事の早い大工さんが同じ作業を1日で仕上げてしまった場合、能力があってせっかく仕事を早く終わらせたのに賃金は1日分だというのも何だか変ですよね。
つまりは、只単純に“時間給”として請求を上げる発想は、その仕事の中身に対しての判定基準が無い、時給アルバイト的だという事なんですよね。
要は、その仕事に対しての「価値」を判定する第三者が必要なんだと思います。
第三者とは、時として御客様自信であったり、広くは「社会的意味」なんだと思います。
御客様がお気に入りの大工さんに3倍の賃金を払うのも自由ですが、一般社会(業界)的には1日で終わらせる仕事だという価値判断が成されているのであれば、それは何日掛かって終えようが賃金は1日分だという事です。
極端な話、建築設計の作業でも、下調べに何度も現地に行って図面を何十枚も描き上げても、結局それが採用されなければ、契約には至らず報酬請求はゼロだという事です。
要するに報酬を支払う側にとって、「価値」のある仕事が出来ればそれは判定する側にとってはメリットがあるわけですから、対労働賃金として人工に縛られない請求が出来るわけです。
その「価値」のある仕事をする為には、それぞれ個々人が日々の作業クオリティを高めるべく精進しなきゃならないと思いますよね。
どうも、その辺のところの発想が違う職人や業界人が多い様な気がします・・・。
さてと、今日も午前中は事務所にて見積書を作成してから、南幌町にて打ち合わせに行ってきます。
その後は白石の現場等で、夜は会合があります。
今日も元気に頑張りましょう!
Have a nice day!!
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