艶消し塗装

先日終えた屋根塗装の現場です。

こちらの現場は「艶消し」塗装での対応。
ケースとしては少ないのですが、新築当時の屋根板金が艶消しで仕上がっているものが多い為、艶消しを御希望される御客様もいらっしゃいます。

耐久性としては艶有りも無しも同じですが、艶消しの場合は塗装ムラに成り易いので、その分の手間費用が少し上がります。
塗装ムラという部分では、丁寧な仕事と技術力も要しますので、多分低価格塗装業者では無理でしょうね。
今年は特になのですが、以前に塗装された作業内容の酷い現場が多いので、改めて下地を整えたりする作業等に結構手間取っています。

思うんですが、塗装業界が一番価格競争が激しいでしょうね。
そのせいなのか、技術レベルの差も激しいのですが、私が経験している感じではいい加減な仕事をされている業者の方が多い様な気がします。

私が今まで付き合ってきた塗装業者は、幸い皆技術力の高い職人さんばかりでしたが、結局安い業者とは付き合っていないからなのでしょうね。
きちんとした仕事をするとなれば、それなりの技術料は掛かりますし、併せて、その為の足場も必要ですから、そうした費用も掛かるわけです。

低価格工事には、必ずリスクも存在すると思った方が良いですね。

ちなみに、よく聞かれるのですが、屋根積雪をスムーズに落とすのにツルツルの艶有り塗装の方が良いと思われている方が結構いらっしゃいますが、屋根板金の表面的な処理云々よりも、屋根自体への「断熱処理」がきちんと成されているかがポイントですので、屋根の雪がサラサラ落ちず、氷柱（つらら）が出来たりする様であれば、まずは屋根裏の断熱をチェックする事をお勧めします。

さてと、今日から江別市の現場では窓の改修工事が始まります。
南幌町の現場も併せると5現場の作業が平行して行われているわけですが、それぞれの職人さんのおかげもあって何とか無事進んでおります。
本当に私のところに来ている業者の皆さんは優秀で助かります。

午後からは南幌町の農家さんの倉庫についての相談があるので訪問。
その後は南幌町の各現場を回って、夕方以降は江別事務所での作業となります。