最近、ネット広告で頻繁に目にする様になったのが「防音工事」。
しかも、バンド系の楽器を演奏しても何ら支障が無い様な工事を謳い文句で宣伝をしていますが、正直私は怪しいとみています。
その理由として、「防音」と一言で言っても「遮音」と「吸音」兼ね備えた技術が必要ですし、バンド系のしかもドラムの演奏ともなると、かなりの「低振動」も想定する必要があり、音域・周波数共にかなりの幅があるのでそれらを網羅するのは難しいと思います。
ある程度の基準に基づいた防音効果のある工事は出来るかとは思いますが、バンド演奏が出来る程にまで至るのは到底無理でしょう。
建物自体の新築時から防音対策を含めて設計・施工されたのであればともかく、一般的な建物で、しかもマンションの様な共同住宅ともなるとかなり微妙です。
仮に新築時に防音対策の施工が成されていても、完璧な防音は無理なのですから。
今まで、個人的にバンドを趣味として楽しんできた経験上での話しですが、かなり高級な音響スタジオへも伺ったこともありますが、絶対に音漏れの無いスタジオ等に出会った事はありません。
つまり、この世の中に、壁や床や天井に囲まれた「物質」と「空気」がある限り、その振動は当然に伝わりますし、そもそも換気扇があった段階で、かなりの音漏れは仕方ありませんからね。
また、別の意味では、何故こういった専門技術的な建築工事に対して、ココまでネット広告に費用を掛けるのかも分かりません。
一般的に、こうしたマニアックというか、ある程度専門技術レベルの工事ともなると需要層は決まっていますし、市場規模は狭いかもしれませんが、違った意味では安定している筈なのです。
それを、前述した様な何やら大袈裟な表現で集客している段階で、個人的には妙な印象を抱いています。
まあ、その真相の程はよく分かりませんが、仮に完璧な防音工事が成されたとしても、まずは何より御近所への配慮と理解を得られないと完璧とは言えないと思いますけどね・・・。
さてと、今日は朝から江別事務所です。
午前中は来訪者との打合せ、午後からは白石方面を回り、事務作業を経て夕方には江別の御客様のところへ伺ってきます。
今日も元気に頑張りますよ!!
Have a nice day!!
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