16.06.20北海道社会教育研究大会(日高大会)パンフ

何だか気がつくと6月も三分の二が過ぎてしまいました・・・。

もう、それはそれはハードな日々が続いてはおりますが、久しぶりの投稿です。

 

先日、昨年に浦河町にて行われた社会教育委員全道大会の冊子が送られてきました。

とても昨年とは思えないほどの昔懐かしい感じがするのが不思議ですね。

 

自分の参加は数年前の登別市と、今回の前年にあたる稚内市に続いて3回目の参加となりました。

その1日目にあった基調講演が、2011年にテレビドラマにもなった「高校生レストラン」の仕掛け人、岸川政之氏でした。

社会教育の大会で行われる基調講演は毎度興味深い話が多いのですが、今回も全く期待を裏切らないとても素晴らしく、そしていろいろと考えさせれた講演でした。

実は、その「高校生レストラン」の舞台は三重県ではありますが、北海道にも縁があり、その同じ取り組みを岸川氏と共に今では三笠高校で行われており、今現在は市外からの入学希望も多く、その入学レベルもなかなか高いとのお話でした。

現代は少子高齢化時代とも言われ、文字通り子供達の減少は、そのまま学校自体の有り様にも影響が出ています。

特に義務教育以降となる高校や大学については、これからの将来、どの様に運営し存続していく姿は、まさに民間による会社経営そのもので、ビジネスサービスとしてのアイデアが無ければやっていけない時代に入ったのを意味していますよね。

つまりは「学校」という教育現場は今や大きな変革を求められており、従来のように子供達が毎年スライド式に次々に送られてきて、統一されたオートメーション式の教育を行うといった現場指導はその先にある社会への必要性としては別物で、多分、義務教育を終えた以降においては、よりリアルに即戦力としての人材が求められる時代になったのだとも考えられます。

そういう意味では、「高校生レストラン」は以前よりももっと具体的なモデルケースなって行くのでしょうね。

そして、その学校と連携した地域の役所や教育委員会も一緒になって取り組んだ企画だったというのも注目です。

正直、社会教育委員をやっていて思う事があるのですが、意外と地域にある“地方自治”と“学校”には「妙な距離感」が存在があるという事。

当然、学校や役所に通じる関係者によって、地域それぞれに温度差はあるのでしょうが、これからの“まちづくり”をそれぞれの場面で一体になって組織として担っていくのであれば、“学校”という現場の有り様も見据えながら進めて行かないと結果的には世代を超えて、全体を網羅した取り組みにはならないのではとも感じさせられました。

毎年行われる社会教育委員による全道大会ですが、次回は富良野市だそうです。

社会教育委員となっての役得なのは、こういったなかなか一般では聞けない講演を聞く事がその一つにあげられますね。

併せて、素晴らしい方々との再会もありました。

もし次回も機会があれば参加してみたいものです。

16.06.20北海道社会教育研究大会(日高大会)にて

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