前回の日誌でも書きましたが、今回の現地での作業は「地震保険」に対して主に建物の鑑定調査を行っています。

で、この「鑑定」という作業ですが、とりあえず地震保険だけに特化すると、「一部損(いちぶそん)」という比較的被害の少ない現場であれば、それほど難しいところは少ないのかなと感じています。

要するに、どの程度建物が損壊しているかといった具合を確認する作業ではあるのですが、震災後もそこに居住して、普通に電気や上下水道も使用でき、床自体の傾き等で生活するのにも大きな支障が無いのであれば、そのほとんどは「一部損」という場合が多いですよね。

先日も地震保険については記事にしましたが、その4段階でいうところの一番ベーシックなレベルだということになります。

今のところ個人的なイメージですが、その6~7割り程度がこれにあたるのではないでしょうか。

勿論、必ずしも全て保険対象になるかといえばその基準に満たない場面もありますけどね。

只、最上位レベルの全損となれば、一目瞭然でそれと分かる倒壊した建物もありますが、その中間にある大半損や小半損となると、その判定には少し難しい部分も出てきます。

つまりはどの程度で建物が損傷しているのかを数値に置き換えて、その基準に落とし込むわけですが、それなりの計算や鑑定のルールがありますので、それを理解しなければ出来ない作業だという事になります。

また、建物には戸建て住宅の様な一般木造仕様からマンションの様な鉄筋コンクリートや商業施設といった大規模な鉄骨仕様等様々あり、その仕様によってもそれぞれ鑑定する内容も違いますので、そうなるとなかなか作業としては手強いものになるわけです。

また建物周辺の地盤の「液状化」や沈下状況によってもそれぞれの見立ても変わってきますので、まずは現地の状況確認が大事になりますよね。

当面は、まだまだ私はそれほど難しい場面には遭遇しないのかなとも思っていますが、どんどんこの先には難しい案件が残ってきて、当たる可能性もあるので少しずつでも勉強して備えておかなきゃと思う今日この頃です・・・。

今日は「かほく市」という所へ行ってきます。

今日も元気に行って参ります!

毎日感謝、Have a nice day!!

※写真は先日の休日行ってみた「尾山神社」内にて。
なんだかパワースポット的な雰囲気がありましたよね・・・。